門前仲町のにぎわいと、現世利益を願う不動尊

《Traveler’s eye》

成田山 深川不動尊の仲見世通り。
その通りには、和菓子の伊勢屋や揚げまんじゅうの宮月堂、其角せんべいなど昔ながらの甘味処や日本酒の角打ち飲み屋などの商店が多くみられる。
江戸情緒あふれる仲見世通でおやつをつまみながら、散策するも楽しみの一つだ。

Travelerから、Neighborへ

熱心な江戸っ子の信仰により深川に開かれた成田山 新勝寺の別院、深川不動尊。
いまでも1日3回行われる祈祷・護摩だきには、多くの参拝客が訪れる。
本堂で焚かれる炎を一心に見つめながら、念仏を唱和し、太鼓と念仏が響き渡るなか、各々の願いを不動尊に祈り続けている。

《Neighbor’s eye》

成田山 深川不動堂は「深川のお不動様」として親しまれ、いまも門前街の賑わいとともに、毎月28日、1日、15日には縁日が並ぶ。
そんな人情深川ご利益通りには、和菓子の伊勢屋や揚げまんじゅうの宮月堂、其角せんべいなど昔ながらの甘味処や日本酒の角打ち飲み屋などの商店が多くみられる。
江戸情緒あふれる仲見世通をおやつをつまみながら、散策するも楽しみの一つだ。

成田山は、空海が開祖とされる真言宗の流れを汲んでいる。
つまり、修行や参詣を通じて、仏様とのご縁を積み重ね、
現世にありながら、悟りの世界に近づくことを教義の重きに置いてきた。

来世の成仏よりも、現世の極楽ー。この分かりやすさが江戸っ子に刺さった。
江戸中期、生活に余裕ができた商人たちが、現世でのご利益を求めて、こぞって成田詣をするようになり、さらには街中で人気の歌舞伎役者 市川團十郎丈が成田詣で子宝を授かったと、成田人気に拍車をかけた。

人気のあまり、江戸に度々、成田山のご本尊が招かれることとなり、さらには明治初期に、成田山 東京別院として、深川不動尊が開かれるに至った。

本堂下のクリスタル五輪塔の祈りの回廊、2階の四国八十八カ所霊場巡り、4階の大日如来蓮池図と見所が多く、いまも数多くの信徒たちの現世利益への願いが寄せられている場所だ。

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成田山 東京別院 深川不動尊
〒135-0047
東京都江東区富岡1−17−13
TEL:+813-3641-8288
URL:http://www.fukagawafudou.gr.jp/
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