知夫湾に面した大江地区。昔は、本土からの船が来居ではなく知夫湾に出入りしていたため、大江もまた廻船問屋で賑わっていた。

ところで、知夫里には「蛇巻き」と呼ばれる風習がある。

毎年、11月28日に各地区の若い男たちが集まり、2時間ほどかけて「長い蛇」に見立てたワラを編む。目玉、舌、牙などに加えて「角」もついていることから、蛇ではなく「竜神」であるとも。それを各地区の御神木に巻きつけるのだ。

何のためにそんなことをするのか。主に豊作に感謝する祭りといわれているが、細かいルールは地区ごとに異なっている。「蛇巻き」の姿形もそれぞれで、大江地区の蛇巻きは、御神木に隙間なくみっちりと巻きつけるのが特徴となっている。

各地区のお堂のそばには必ず御神木があり、「蛇巻き」が巻かれているので、ぜひ見比べてみてほしい。

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波打ち際のなごり