「どっさり節」という隠岐で古くから伝わる民謡に「森の南天、中良の蘇鉄、大江表の小庭松」というフレーズがある。

かつて、大江地区に存在していた「大江表の小庭松」は古くから名樹として知られていたが、近年、マツクイムシの被害に遭って伐採された。

「松養寺」という名前の寺もあるように、かつての知夫里にはたくさんの松の木が生えていて「名勝」といわれる風景も多かった。しかし、この松と時を同じくして、ほとんどの松がマツクイムシにやられてしまった。

どのような経緯でマツクイムシが入ってきたかはわかっていない。が、「1977年の豪雨」の復旧工事の際に持ちこまれた本土の木材に潜んでいたのではないか、と噂されている。

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