ときどき無性に、レバー食いたくなるときって、ないかい?
最近じゃ生レバー、食えなくなったもんな。最初規制されてたのは牛のレバーだけだったけど、2015年からは豚のレバーも生では食っちゃいけねえってことになった。それでもやっぱり、あの味が忘れられないって話はよく聞くねえ。おれも今でもときどき、レバ刺し食ってる夢を見るよ。

もちろん生のレバーじゃあないけど、レバ刺しを思い出させてくれる店があるよ。その名も「レバーランド」だ。子どもの落書きみたいな看板がイカしてるだろう? 最後の楽園。そう、「ネバーランド」にひっかけてるってワケさ。

ここへ来たら、まずは白レバー鉄板焼き(420円)を頼んでごらんよ。鉄板で火を通した白レバーを、これまたアツアツの鉄皿に載せて出してくれる。口の中でほどけて、バター醤油と絡まる旨み。酒が進むこと間違いなしさ。さっぱりした和風が好きなら、白レバーねぎ塩のっけ(420円)もオススメだ。

もうひとつの看板メニューがレバカツ串(1本180円)だ。白レバーは鶏だけど、カツ串には豚レバーを使っている。衣はサクサク、中はジューシー。かぶりつけば肉汁があふれ出てくる。たまらないねえ。日替わりのおすすめメニューも、趣向が効いていて面白い。たとえば豚刺し風3種盛り(620円)。ハツ、タン、ハラミなんかを低温で調理している。

レバーと相性が最高なのがホッピーだ。ホッピー、飲んだことがあるかい? ビールに似た風味で、そのまま飲めばアルコールは約0.8%。まあ、基本的には焼酎を割っていただく。この店には、氷を入れない「3冷ホッピー」もあるよ。キンキンに冷やしたジョッキに冷えた焼酎。あとはそこに、これまたよく冷えたホッピーを、客が好みの割合で注ぐって寸法だ。これなら氷が溶けて薄まらないから、ホッピー本来の味がじっくりと楽しめるのさ。

最後の楽園は「第2の我が家」でもあるんだぜ。明るくてアットホームな雰囲気だからか、女性一人のお客もわりと見かけるよ。仲間同士でわいわいと飲むのもいいねえ。お客の「乾杯!」の声が聞こえると、それに合わせてカウンターの中から「おつかれさまでーす!」ってかけ声がかかるんだよ。それを聞くと、また明日もがんばろうって元気が出てくるのさ。

営業時間:17:00~翌1:00(月に1日程度休みあり)
電話:03-6715-9618
住所:東京都大田区西蒲田7-49-12辻村ビル1F

レバカツ串 1本180円
白レバー鉄板焼き 420円
白レバーねぎ塩のっけ 420円

3冷ホッピー 550円
パーフェクト黒ラベル(生中) 480円
サッポロラガー(中ビン) 630円

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