古い歴史を持つ仲宿八幡宮は、八幡を象徴する場所の一つだ。八幡神を主祭神とするが、相殿に「すさのおの神」と「くしなだひめの神」というお二人の神をあわせてまつり、古来より地域の平安無事と悪疫退散を祈る祇園祭も開催されている。

実は、仲宿八幡宮は八幡製鐵所で働く人たちが足しげく通っていた場所でもあった。境内には「牛守神社」という「おさよ・さごしち」をまつる小さな社がある。なぜなら製鉄所の建設によって、一度は構内の社になっていたからだ。その後仲宿八幡宮に遷座したが、今も八幡の歴史を浮かび上がらせる神社として、壮麗な姿を保ち続けている。

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