とあるお坊さんが「隨處作主 立処皆真(ずいしょにしゅとなれば りっしょみなしんなり)」と言った。その心は、「どのような状況にあっても自分を見失わずに、自分が主人公になることを忘れるな」。 それは決して自分勝手に振る舞ってもよいということではない。どこへ行っても自分ごととして物事を考えようというメッセージ。書を書くこともそう。常に自らの中にある主体性を生かして行動することで詩が生まれ、書ができると作者は言っている。もしかすると、旅にも同じことが言えるのかもしれない。
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