世界からの旅人と深川のNeighbors が出会う場所

《Traveler’s eye》

街巡りも一巡したところで、自転車を返し、ひと休みすることにした。
宿泊先に選んだのはシェアホテル「LYURO東京清澄」。青い廊下を抜けて、ドミトリーのベッドに荷物を置く。シャワーを浴びて、ホッと一息をつくと同時に喉の渇きを感じた。

隅田川に面したリバーサイドデッキで、ホテル敷地内にあるブルワリー清洲橋醸造所のクラフトビールが飲めるらしい。夕食前に軽く一杯、飲もうかー。足早に2階へと降りる。2階レストランPITMANSのスタッフにデッキで飲みたいと伝えると、「いまならとっておきの場所が空いていますよ。」と川下のテーブルに案内された。理由はすぐに判った。清洲橋とスカイツリーを写真におさめるには絶好の席だ。

ビールが運ばれてきた。つまみにスモークチーズとうずらの卵も頼んでみる。隅田川からの風も穏やかで心地いい。見渡すと夕暮れが迫ってきたリバーデッキは人影もまばらで外国人旅行客の姿が目立つ。なかには犬の散歩中らしき近隣の人もいる。これで音楽でも聞けたら最高だなー。

スタッフに尋ねると、今夜は近隣のカフェでピアノ演奏ライブがあるらしい、行ってみようか。

Travelerから、Neighborへ

朝日がビル群を染めていき、大都会が目を覚ます気配を感じる早朝。
穏やかな日差しと、ジョギングや散歩の人が行き来する昼下がり。
日没とともに黄金色に染まる街が、煌びやかな夜景へと表情を変える夕暮れ。
何度でも訪れて、街と川の表情を見たくなる場所だ。

《Neighbor’s eye》

街巡りも一巡したところで、自転車を返し、ひと休みすることにした。
シェアホテル「LYURO東京清澄」。ホッと一息をつくと同時に喉の渇きを感じた。

LYURO東京清澄は、2017年4月にオープンしたばかり。清洲橋脇にあった古いオフィスビルをリノベーションし、生まれ変わった。隅田川沿いには遊歩道はあるものの、街の人が集まれる場は少ない。この辺りは江戸の頃より水路が張り巡らされた材木置場、近代でも倉庫や工場街であり、隅田川の景観の良さを楽しむ雰囲気はなかった。「LYURO流路」の名は下町風情が残る深川のNeighborhoodsが世界から訪れる人と交わる、新たな航路となることを願い付けられた名だ。

隅田川に面したリバーサイドデッキで、ホテル敷地内にあるブルワリー清洲橋醸造所のクラフトビールが飲めるらしい。夕食前に軽く一杯、飲もうかー。足早に2階へと降りる。2階レストラン、PITMANSのスタッフにデッキで飲みたいと伝えると、「いまならとっておきの場所が空いていますよ。」と川下のテーブルに案内された。理由はすぐに判った。清洲橋とスカイツリーを写真におさめるには絶好の席だ。

清洲橋は日本橋中洲と清澄白河を結ぶ。関東大震災で瓦礫の山と化した東京は、震災復興のシンボルとして「帝都東京の門」永代橋と「震災復興の華」清洲橋の設立を決めた。南北両側に架かる一対の橋の姿は、地元の人たちを勇気付けたに違いない。当時世界最美の橋と呼ばれたドイツのケルン市にあったヒンデンブルグ橋の大吊り橋をモデルにしているそうだ。

ビールが運ばれてきた。まずはオリジナルのアウグスビール。ドイツスタイル、無濾過樽出しのピルスナーだが、バランスがいい。お腹にたまらない感じというが、スッと飲めてしまう。つまみにスモークチーズとうずらの卵も頼んでみる。

隅田川からの風も穏やかで心地いい。見渡すと夕暮れが迫ってきたリバーデッキは人影もまばらで外国人旅行客の姿が目立つ。なかには犬の散歩中らしき近隣の人もいる。これで音楽でも聞けたら最高だなー。スタッフに尋ねると、今夜は近隣のカフェでピアノ演奏ライブがあるらしい、行ってみようか。

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店名:LYURO 東京清澄
住所:東京都江東区清澄1-1−7
URL: http://www.thesharehotels.com/lyuro/
TEL: +81 3-6458-5540
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